2008年12月30日火曜日
最適性と人間の行動選択
人間は将来の情報を基にして、一時の判断を下すことはできない。
これは、情報が時間に対して不可逆的に遷移するためで、決断は全て過去の情報を
基にして行わなければならない。
この事実は当たり前過ぎるわけだが、一方で人間は将来の事象を予想し、
その予想された情報を基にして、現在の決断に利用することが多い。
そして、その際の情報の種類には2種類ある。
1つめは、将来が不確実なために予想に誤差が含まれてしまうような情報を利用して決断をする場合。
これを、情報の不確実性の制約と呼ぶことにする。
もう1つは、現在の自分の立場・状況のために、既に存在している情報を手に入れることができず、
ある程度時間が経たないと知ることができない情報を予想して決断をする場合。
これを、情報の範囲の制約と呼ぶことにする。
そして、後者の場合は面白い考察対象であり、ここではそのことについて考える。
情報の範囲の制約に当てはまるものの例として、学生が就職活動をする場合がある。
学生が就職先を選定する際に、真に最適な決断を行うには、社会のあらゆる状況に関する情報を
予め持っておく必要があるが、そのような情報はある程度時間が経たないと得られない。
しかし、その種の情報は既に発生しているのであり、その情報が得られないのは、
現在の自分の状況が原因となる。
つまり、学生をやっている限り、社会人の状況を完全に知ることは不可能であり、
にもかかわらず、学生は就職活動に当たってそのような情報を予測して決断しなければならない。
これは情報の範囲の制約となる。
この種の情報は、時間が経ち、情報を経験として知ることが出来るようになって初めて
得られるものであり、後々、「あの時はこうすべきだったのか」という考えが出てくることもある。
真に最適な行動選択は後々になってから決定されるものだが、
情報の範囲が制限されているために、準最適な選択肢しか現れてこない。
これに対して、情報の不確実性の制約は、将来にならないと知る術はなく、
自分の努力うんぬんで変化するもでもない。
また、将来に至までに状況が変化することによって、予想とは全く異なる結果が発現するだけでなく、
様々な要因が結果に影響を与えてしまう場合もある。
この場合も選択肢は準最適とならざるを得ないが、準最適性は本質的に不可避な選択肢と言える。
ちなみに、この考え方に依れば、この記事さえも情報の範囲の制約を受けていることになる。
2008年12月20日土曜日
ROAを改善する
ROA = Return Of Asset(総資産利益率)
個人の場合なので、Returnには実収入の他に自分の成長という非現金収入(?)も
含めることにします。
最近、自分のROAを高めようと努力しています。
といっても、利益を増やすことは中々難しいので、
逆に資産のほうを少なくしようとしています。
身の回りの物を少なくすることで、頭の中もすっきりして、
ROAも高くなるという二重の効果を狙ってます。
できることならば、ノートPC一台だけで暮らしてみたい。
それって、知的労働をする理想的環境でもあるわけです。
無駄なものに囲まれず、集中して1つのことに取り組むことのできる状況。
物質的にも、精神的にも身軽でいたいものです。
# 単にゴミ捨てしてるだけじゃん、と気づかないように。
2008年12月10日水曜日
OpenCL 1.0 リリース
OpenCL 1.0リリース
http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=08/12/10/0245221
OpenCLがリリースされました。
これにより、GPUの計算能力を簡単に利用できるようになると期待されます。
最近のGPUは、3Dアニメーションを使わなければ、オーバースペックすぎるほどの
計算能力を持ってしまっているわけで、これが有効活用できれば、様々な新しい試みが生まれるかもしれません。
例えば・・・
● 気象データ(気圧配置、気温等)と地形データから、明日の天気予報を数値計算で求める
とか、
● 経済情報から、将来の経済シミュレーションを行って、投資判断に用いる
なんてことを、個人のPCで行えるようになるかもしれません。
もしくは、
● 全地球の気象シミュレーションのスクリーンセーバー
なんていう洒落っ気の効いたプログラムも作れそうです。
ミニスパコン化するPC、貴方はどのように使いたいですか?
2008年12月2日火曜日
具体的?抽象的?
一般的に、抽象的な学問の例として数学が挙げられます。
「無限大」だとか「極限」だとか「空集合」だとか、イメージしても具体的には
書き表せれないような概念がわんかさ登場します。
では逆に、具体的な学問の例は何でしょうか?
1つの例として法律が挙げられるかもしれません。
六法全書を開けば、具体的な法律条文を見渡すことができるし、
頑張れば各条文ごとに読んで理解できるかもしれません。
しかし、本当のところどうでしょうか?
検討してみましょう。
数学は厳密な論理構造を基礎とします。
まず、「公理」を立て、概念を「定義」し、そこから「定理」を「証明」によって導きます。
例外は一切ありません。例外が証明されてしまえば、それは定理になります。
数学の議論でこのような手順を踏む理由は、論理を疎かにすると、1+1=1なんていう証明が
簡単に作れてしまい、計算の正確性なんてものがあったもんじゃないからです。
するとどうでしょう。数学では全てが定義から始まるので、その内容は非常に具体的です。
定義を解釈して別の意味で使うなんてことはしません。
(この式の1は、ここでは0として扱うなんて話は聞いたことありませんよね?)
従って、数学は思考は抽象的でありながら、表現は非常に具体的であると言えます。
一方、法律の場合を考えてみましょう。
法律は「趣旨」や「目的」を重視して作成され、その趣旨も時代に合わせて変化するものです。
言ってしまえば、「こう思うから、こうした!」というようにある意味ジャイアニズムとも言える
内容も含まれています。
すると、その根拠というか理論的なバックグラウンドを考えた場合に困ったことになります。
解釈によってどうとでも考えられるようになってしまうのです。
これが、○○説、○○主義なんて名前で呼ばれて、複数の主義主張が対立する事態になります。
そしてそれぞれの当てはめによって条文の解釈が変わってしまうのです。
(過失といっても、じゃあどこからが過失で、どこまでが無過失なのかの判断に困りますね。)
従って、法律は具体的であるように見えて、表現は曖昧であったりするわけです。
自然科学系の学問は前者の例になることが多いようです。
演繹的アプローチですね。
対して、社会科学系の学問は後者の例になることが多いようです。
帰納的アプローチです。
2008年11月30日日曜日
夢の技術
初代新幹線、0系が営業運転を終了しました。
開業当時の1960年代というと俺からすれば、
米国の宇宙開発の時代と意識されてしまいます。
丁度ジェミニ計画によって、アポロ計画での月着陸船と指令船の分離・ドッキング
のために必要な、宇宙船のランデブー実証研究が行われていたり、
船外活動によって宇宙服の有効性が確かめられていた頃です。
この時代、米国では有人宇宙飛行という夢の詰まった技術開発が行われていた訳ですが、
その頃の日本における夢の技術が、この新幹線だったわけですね。
規模も内容も宇宙開発に匹敵するものがあると思います。
それだけ人々の希望が大きかったのでしょうね。
さて、21世紀はどんな夢の技術が育っていくのでしょうか?楽しみです。
http://www.jr-odekake.net/navi/shinkansen/0kei/
# スペシャルムービーに少し感動
2008年11月27日木曜日
世の中フレームワークだらけ
人間の活動は、
・フレームワークを作り出し
・フレームワークに準拠して行動し
・フレームワークを改良する
というサイクルの繰り返しのような気がしてきました。
法律は権利・義務のフレームワーク、
会計基準は財務処理のフレームワーク、
数学は算術のフレームワーク、
プログラミング言語は数値計算のフレームワーク、
更に、
宗教は道徳のフレームワーク、
なんて事も言えるかもしれません。
そう考えると、フレームワークという言葉自体、新しいモノの様に聞こえるけれど、
本質は昔から存在する「仕組み」の集まりである、と考えることもできそうです。
2008年11月21日金曜日
5インチベイ引き出し
タワー型PCの全面には、CD-ROMドライブ等を取り付けるための拡張スロットがあります。
通称5インチベイ。
空いている5インチベイに引き出しを取り付けて、小物入れにしたら面白そうだな〜
と考えていたら、既に製品化されていました。
http://www.ainex.jp/products/bb-02.htm
PC関連の小物(メモリーカード)とかを保管するのにちょうど良さそうです。
2008年11月15日土曜日
大数学者訃報
Renowned math wiz Ito, 93, dies
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20081115a9.html
私が修士論文の研究結果を学会で発表する当日の今日、この訃報を知った。
まさに、確率微分方程式を使う分野であり、伊藤の公式無くしては何も作れない分野である。
伊藤の公式は、ニュートン・ライプニッツの微分・積分に継ぐ、数学の歴史の中で、
最も重要な発見の1つであり、理論・実学の両面において、革命的なブレイク・スルーである。
それは、一度証明されてしまえば絶対に、普遍的に成り立つ公式であり、
微分・積分学が17世紀から今日まで300年以上も使われ続けているのと同様、
今後数百年、数学の中で重要な基本定理となるだろう。
それは、数百年後において数学を勉強する学生にも、公式が発見された当時の感動と
世界の本質的アイデアを与えるだろう。
今手元には、”伊藤清「確率論」岩波基礎数学選書”がある。
伊藤先生亡き後、この本は伊藤先生そのものであり、読み・理解することで先生の思考をトレース
することができ、再び私たちにその本質を教えてくれるのである。
伊藤先生のご冥福を心からお祈り致します。
The Work of Kyosi Itô (American Mathematical Society)
http://www.ams.org/notices/200706/tx070600744p.pdf
2008年11月1日土曜日
経済予測図に標準偏差
日経ビジネスを読んでいたりすると、どこぞの証券や銀行のリサーチ部門が
よく将来の経済予測をやっていたりします。
そのときに、必ずと言っていいほど予想グラフがありますよね。
でも、そのグラフは大抵、平均値と思われる線が一本だけです。
しかし、それだと将来の不確実性がどの程度考慮されているのがよくわかりません。
そこで、平均値のまわりに、標準偏差の予想線も併記するのはどうでしょう?
まるで、台風予想図のように、将来になるほど範囲円が大きくなるような形で。
そうすることで、読み手もリスクを勘案することができるし、
書き手がどの程度のリスクを想定しているか、ということもわかります。
そして、できれば標準偏差の変化も、標準ブラウン運動のように時間に比例ではなく、
様々な要因を織り込んだ、時変な形にしてみるといいのかもしれません。
2008年10月22日水曜日
Dropboxに座布団1枚
以前から名前だけ知っていたDropboxだが、チュートリアルを見て感動した。
こういうアイデア実現されてしまいましたか。
自分も似たようなものを考えていて、それは
- どこかのサーバに自分のPCのファイル・ディレクトリ構成を保存する
- サーバはファイル構成を管理する
- あるクライアントPCでファイル検索を行う場合に、サーバに問い合わせる事で他のPCに保存されているファイルも検索することができる
ファイル検索するときに、オフラインでも他のPCのファイルを探せたらいいな、という発想です。
しかし、現実的にはDropboxのやり方が一番良さそう。
見るに、Subversionのリアルタイム・コミットですね。
・・・これ、Subversionの本家機能としてマージしてくれないかなー。
そうすれば、家にNASサーバを置いてSubversionで管理させ、
全てのPCから均等にファイルアクセスを可能にしてくれる。
そういう新しいファイルシステムができたと考えても良さそうです。
2008年10月16日木曜日
不可逆選択の中の最適性
気がついたらそうなっていた、ということは多い。
一度すべてを経験してから、再びスタートに戻り計画を作り直すということは
できないわけで、我々は少し先の将来を予想して、現在の選択肢を決定する。
ところで、歴史的に見て若くして画期的とも思えるアイデアを出した人は多い。
アインシュタインは25歳で「ブラウン運動」「光電効果」「特殊相対性理論」を作ったし、
ガロアは20歳で死んだが画期的な理論を作り、ショパンも20代で大量の曲を作曲した。
勿論、現在でも20代前後で既に第一線を走っている人が沢山いる。
これは、人間が肉体的に20代でピークを迎える事と関連していると思われる。
しかし、20歳前後でピークを迎えるためには、少なくともその10年前には
本気で取り組んでいないとダメだろう。
すると、10代前半から始めることになるが、その頃に
「10年後にピークを迎えるから、これから10年間は最初の3年でこれをやって・・・」
というように、全体を俯瞰して意思決定することになりそうだが、これは大変困難に思える。
これは、スタートが20代、30代であったとしても同じこと。
この場合、一度40代を経験してから、そこまでの最適化問題を解き、
もう一度最初からやり直すことができれば一番良いのだろうが、現実的には不可能。
従って、現在から少し未来の最適化問題を解きつづけることしかできないが、(Receding Horizon問題)
その結果が全体として最適になるかは不明である。
2008年10月10日金曜日
経済のダイナミクス解析
金融クライシスを引き起こしたのは「非線形」
危機回避のために「非線形複雑経済学」を推進せよ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080925/171571/
思っていたことはほとんど宮田先生が代弁してくださったが、若干の補足。
現在の経済学は、均衡理論が中心となっている。
市場価格は需要と供給の均衡状態で決まる、といった具合に。
しかしながら、ここ最近の経済状態を見ると、均衡状態なんてあったもんじゃない、
むしろ、経済はダイナミカルに動くものだと感じさせてくれる。
これを理系の言葉で言えば、
- ダイナミカル・システム
- 時変系
まず、ダイナミカルシステムであることとは、今説明したように、状態が時々刻々と変化していくこと。
このような現象は物理学の分野では、ニュートンが運動方程式を作った17世紀から定式化されている。
しかし、経済学では未だに静的状態を扱うのが基本になっているし、ダイナミクスを考える研究も
まだまだといった所だろう。
次に、時変系であることの例は、今回の金融ショックのように、システムの構造それ自体が時々刻々
変化していくことにある。このような現象は、モデル化することは非常に難しく、数学や工学の分野でも
最先端の研究になるだろう。
しかしながら、このようなシステムを取り扱う基本的な道具は、既に様々な数学・工学分野で
固められてきており、今後は経済学への応用を期待したいところである。
そうしていつか、経済全体をコンピュータでシミュレーションし、バブルや金融恐慌を事前に察知
できるようになり、そのためのコントロールの方法が見つかるようになることを願ってみたい。
2008年10月4日土曜日
神はサイコロの出方を知っているか
確率と言うと、「サイコロを投げたときに1の目が出る確率」のように離散事象を取り扱うものや、
「明日の最高気温」のように連続事象を取り扱うものがある。
前者は、離散値に対して、確率分布で確率を考え、後者は確率密度関数で確率を考える。
しかし、数学の確率論ではどちらの場合でも、全体事象はΩと抽象的に書かれ、
確率は「測度」というもので表現するので、形式的表現はどちらも同じになる。
今の2例は全体事象が全く異なるので、互いに全く違う確率を考えていることになる。
しかし、もちろん両者を同時に考えることもできるわけで、そのような場合は全体集合同士の
積集合を考えることで新しい全体集合を作ることができ、その上の確率を別途定義してやればよい。
さて本題。
このような全体事象を考えられる全ての場合で想定し、それらの積を考えると、
その極限は一体何になるだろうか?
答え・・・・Ω=宇宙の取りうる全状態 (n次元の関数空間、nは半端なく大きい数)
つまり、確率論の最大は「宇宙の状態が次の時刻でどのようになるか?」ということを取り扱うことになる。
このような場合、冒頭の「サイコロを投げたときに1の目が出る確率」なんてものは、Ωのごく一部の
小さな部分空間で、その上の確率を考えていることになる。
また、我々は地球の周辺の事に関しては、現時刻の状態をある程度把握しているので、
次の時刻でどうなるか?という確率は、条件付き確率となる。
しかし、「Ω=宇宙全体」なんて取ってしまったら、その確率を考えることは現実的に不可能である。
もし、その確率がわかる者が居るとすれば、それこそ神だろう。
アインシュタインは「神はサイコロを振らない」と言った。
その通り。神はサイコロを振らない。
ただし、「サイコロの出方については完璧な知識がある」のである。
確率論は永遠に完成しない。
2008年9月7日日曜日
iPhoneのとんでもない未来
iPhoneのとんでもない未来
http://japan.cnet.com/blog/mugendai/2008/09/06/entry_27013551/
ほぼ、今自分が考えていることと同じであったので、weblogすることにする。
そのうえで、補足をいくつか。
----
現在のモバイルの問題は
・インフラの問題
・端末の問題(ハードウエア)
・端末の問題(ソフトウエア)
で、それぞれ発生していると思われる。
まず「インフラの問題」については、モバイルの次の進化のために、
Mbps以上の高速通信網が必要とされている。この点、イーモバイルが
がんばってはいるが、利用できるのは大都市圏だけだ。
次に、「端末の問題(ハードウエア)」だが、現在は、様々な種類の端末を
作っている状況で、どれがモバイル端末としてベストかを探っている。
昔から含めれば、PDA、従来型の携帯電話、スマートフォン、ノートPC、
そして現在のEeePCのような、ミニノートPCがある。
ただ、現在のところコレといった決め手があるわけでは無く、模索が続いている。
最後に「端末の問題(ソフトウエア)」だが、これは端末でどのようなアプリケーション
の実行が期待されているか、という問題。
自分の考えでは、これはおそらく、
「インターネットへの100%アクセス」+モバイル用の便利アプリ
になるのではないだろうか。
もし、OfficeやPhotoshopを使いたければ、ノートPCを利用すれば良いわけで、
モバイル端末では作業効率が悪い。
一方、インターネットへのフルアクセスができれば、非常に便利だろうし、
モバイルの特性が一番出てきそうな分野にもなるだろう。
現在、モバイルが非常に注目されているのは良く分かる。
残されたフロンティアの中で、一番手が付けやすく、果実が沢山残されていそうだからだ。
しかし、未だその方向性は曖昧で、決定的なアイデアを欠いているように思える。
----
変化の激しいITの未来を予想するのは簡単ではないが、
個人的な希望を含めて、予想をまとめてみた。
http://japan.cnet.com/blog/mugendai/2008/09/06/entry_27013551/
ほぼ、今自分が考えていることと同じであったので、weblogすることにする。
そのうえで、補足をいくつか。
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現在のモバイルの問題は
・インフラの問題
・端末の問題(ハードウエア)
・端末の問題(ソフトウエア)
で、それぞれ発生していると思われる。
まず「インフラの問題」については、モバイルの次の進化のために、
Mbps以上の高速通信網が必要とされている。この点、イーモバイルが
がんばってはいるが、利用できるのは大都市圏だけだ。
次に、「端末の問題(ハードウエア)」だが、現在は、様々な種類の端末を
作っている状況で、どれがモバイル端末としてベストかを探っている。
昔から含めれば、PDA、従来型の携帯電話、スマートフォン、ノートPC、
そして現在のEeePCのような、ミニノートPCがある。
ただ、現在のところコレといった決め手があるわけでは無く、模索が続いている。
最後に「端末の問題(ソフトウエア)」だが、これは端末でどのようなアプリケーション
の実行が期待されているか、という問題。
自分の考えでは、これはおそらく、
「インターネットへの100%アクセス」+モバイル用の便利アプリ
になるのではないだろうか。
もし、OfficeやPhotoshopを使いたければ、ノートPCを利用すれば良いわけで、
モバイル端末では作業効率が悪い。
一方、インターネットへのフルアクセスができれば、非常に便利だろうし、
モバイルの特性が一番出てきそうな分野にもなるだろう。
現在、モバイルが非常に注目されているのは良く分かる。
残されたフロンティアの中で、一番手が付けやすく、果実が沢山残されていそうだからだ。
しかし、未だその方向性は曖昧で、決定的なアイデアを欠いているように思える。
----
変化の激しいITの未来を予想するのは簡単ではないが、
個人的な希望を含めて、予想をまとめてみた。
2008年7月25日金曜日
エコ?それって自己満足?
少し昔のニュースだが、
中国全体よりも多い「カリフォルニア州の自動車用燃料消費量」
http://wiredvision.jp/news/200807/2008071822.html
これが本当だとしたら、日本で盛んに叫んでいるエコ運動とか何なんだろうか。
・レジ袋削減
・アイドリングストップ
・マイ箸
などなど。
そんなことよりも、アメリカに石油消費を抑えるように政治圧力を掛ける方が
CO2削減には有効なんじゃないか?
まぁ、そんなことは無理だから対内的エコ運動があるのかもしれないが。
どの雑誌で見たか忘れたが、(多分、Times紙かNewsweek紙)
アメリカの石油消費量と、約20の先進諸国の消費量の合計(勿論、日本含む)が
同じくらいだったグラフを見たときはショックだった。
----
結局のところ、日本をマクロで見ると、
産油国 ===(石油)===> 国内 ===(燃焼)===> CO2排出
なわけで、いくら国内でエコ運動をやったところで、
石油の輸入量が減らなければ、意味ないんじゃないか。
逆に、政府が石油輸入量の上限を定めてしまえば、自動的にCO2削減達成。
経済は混乱しそうだが・・・
中国全体よりも多い「カリフォルニア州の自動車用燃料消費量」
http://wiredvision.jp/news/200807/2008071822.html
これが本当だとしたら、日本で盛んに叫んでいるエコ運動とか何なんだろうか。
・レジ袋削減
・アイドリングストップ
・マイ箸
などなど。
そんなことよりも、アメリカに石油消費を抑えるように政治圧力を掛ける方が
CO2削減には有効なんじゃないか?
まぁ、そんなことは無理だから対内的エコ運動があるのかもしれないが。
どの雑誌で見たか忘れたが、(多分、Times紙かNewsweek紙)
アメリカの石油消費量と、約20の先進諸国の消費量の合計(勿論、日本含む)が
同じくらいだったグラフを見たときはショックだった。
----
結局のところ、日本をマクロで見ると、
産油国 ===(石油)===> 国内 ===(燃焼)===> CO2排出
なわけで、いくら国内でエコ運動をやったところで、
石油の輸入量が減らなければ、意味ないんじゃないか。
逆に、政府が石油輸入量の上限を定めてしまえば、自動的にCO2削減達成。
経済は混乱しそうだが・・・
2008年7月11日金曜日
携帯デバイスを考える
iphoneが発売されたようです。
これを機に、日本でもスマートフォンの機種が増大してくれることを願う。
----
「モバゲータウンがすごい理由」という本を読んだ。
その本には、iモードのような「公式サイト」に対して、モバゲーを「勝手サイト」と呼び、
勝手サイトが今後のモバイルを牽引していく、と書かれてあったが、
自分は、「勝手サイト」のほうが本来のネットの姿なのであって、
iモードなんて異端だと思っている。
以前、携帯向けサイトを作った時でも、Docomo、AU、Vodafoneで言語が異なっていて苦労した。
今後の携帯電話はもっと標準仕様に準拠した実装にしてもらいたいものだ。
----
結局、現在のモバイル環境はデバイスの機能に制約されている点が多いように思われる。
そして現在のモバイルサイトは、携帯電話の制限された機能に対して、最大限の
改良を行うことによって成功を納めていると思われる。
逆に言えば、デバイスの機能がPC並になれば(例えば、Firefoxのような完全な
ブラウザが搭載され、入力装置が改善されれば)モバイルサイトなんて作っていても
意味がなくなるし、モバイルサイトというカテゴリも不必要になるだろう。
そうなって初めて、本当のモバイルが実現することになり、
既存のモバイルビジネス(それは結局、PCサイトの機能制限版に過ぎないわけだが)
には無い、モバイルの特性を活かした新しいビジネスを可能としてくれるだろう。
これを機に、日本でもスマートフォンの機種が増大してくれることを願う。
----
「モバゲータウンがすごい理由」という本を読んだ。
その本には、iモードのような「公式サイト」に対して、モバゲーを「勝手サイト」と呼び、
勝手サイトが今後のモバイルを牽引していく、と書かれてあったが、
自分は、「勝手サイト」のほうが本来のネットの姿なのであって、
iモードなんて異端だと思っている。
以前、携帯向けサイトを作った時でも、Docomo、AU、Vodafoneで言語が異なっていて苦労した。
今後の携帯電話はもっと標準仕様に準拠した実装にしてもらいたいものだ。
----
結局、現在のモバイル環境はデバイスの機能に制約されている点が多いように思われる。
そして現在のモバイルサイトは、携帯電話の制限された機能に対して、最大限の
改良を行うことによって成功を納めていると思われる。
逆に言えば、デバイスの機能がPC並になれば(例えば、Firefoxのような完全な
ブラウザが搭載され、入力装置が改善されれば)モバイルサイトなんて作っていても
意味がなくなるし、モバイルサイトというカテゴリも不必要になるだろう。
そうなって初めて、本当のモバイルが実現することになり、
既存のモバイルビジネス(それは結局、PCサイトの機能制限版に過ぎないわけだが)
には無い、モバイルの特性を活かした新しいビジネスを可能としてくれるだろう。
2008年6月8日日曜日
マンション
生まれた時から、ずっと同じマンションで暮らしています。
マンションの中には、生活に必要なほとんど全てのものが詰まっています。
2Fには学校があります。
3Fにはデパートがあります。
4Fは病院です。
5Fには映画館があります。
6Fは本屋、
7Fは遊園地です。
自分の部屋から出て、
他の階のお店に行って、
また帰ってくる。
そんな毎日です。
このマンションで不自由したことはありません。
他の人たちもそう感じているようです。
このマンションはとても高くて、何階建てなのか、未だにわかりません。
上層階の人とは、滅多に会うことが無いけれど、
たまに、エレベータの中で立ち話をします。
でも、僕が上がるのはせいぜい10F程度。
その人たちは30Fくらいまで上がるみたいです。
このマンションから出たことは数回しかありません。
出る度に、いつも、すぐに帰ってきてしまいます。
周りには、自分のマンションに似た、沢山のマンションが建っています。
外見は同じようだけど、きっと中身は全然違う。
地下階のあるマンションもあったりするんだろうな。
でも、最近、このマンションに一生住む必要もないなって思いはじめました。
他のマンションにも興味が出てきました。
でも、一番居心地の良さそうなのは、今住んでいるマンション。
そんな、マンション「日本」
住所:太陽系第三惑星、北緯35度、東経135度近辺
マンションの中には、生活に必要なほとんど全てのものが詰まっています。
2Fには学校があります。
3Fにはデパートがあります。
4Fは病院です。
5Fには映画館があります。
6Fは本屋、
7Fは遊園地です。
自分の部屋から出て、
他の階のお店に行って、
また帰ってくる。
そんな毎日です。
このマンションで不自由したことはありません。
他の人たちもそう感じているようです。
このマンションはとても高くて、何階建てなのか、未だにわかりません。
上層階の人とは、滅多に会うことが無いけれど、
たまに、エレベータの中で立ち話をします。
でも、僕が上がるのはせいぜい10F程度。
その人たちは30Fくらいまで上がるみたいです。
このマンションから出たことは数回しかありません。
出る度に、いつも、すぐに帰ってきてしまいます。
周りには、自分のマンションに似た、沢山のマンションが建っています。
外見は同じようだけど、きっと中身は全然違う。
地下階のあるマンションもあったりするんだろうな。
でも、最近、このマンションに一生住む必要もないなって思いはじめました。
他のマンションにも興味が出てきました。
でも、一番居心地の良さそうなのは、今住んでいるマンション。
そんな、マンション「日本」
住所:太陽系第三惑星、北緯35度、東経135度近辺
2008年4月19日土曜日
第二次IT革命は起きるか
社会にITが浸透し、PCという末端機器が広く普及することで、
子供から老人までがITに触れるようになった。
そして、IT業界という需要が生まれ、国内では30万人ものIT関連技術者がいる。(らしい)
2000年の頃のITブームも下火になり、コモディティ化したITは、
安定的な持続段階に入ったように思える。
さて、ITはこのまま水平飛行のままなのか、
それとも、またもや革命的なことが起きるだろうか。
自分の予想は後者。
その理由を説明する。
----
IT革命の前に起きた革命的なことといえば、車がある。
車が発明され、社会経済が一新し、車業界という需要が生まれた。
当初は、車は人の手で作られていたが、次第に製造の機械化が進み、
工場からは人が減っていった。(ボデー溶接など)
工程の機械化にあたって、工場作業者は猛反対したそうだ。
それは、自分たちの仕事がなくなるから。
しかし、生産の効率化と高品質な製造のため、機械化がどんどん進行した。
さて、今のIT業界を見ていると、以前の車業界のように、
システム作りはほとんどが手作業だ。
新しいシステムを作るとなると、1からプログラムを書くことも多く、
新技術と言っても、以前の労働集約的な産業であることがわかる。
もし、この工程が一部でも機械化されるとしたらどうなるだろうか。
そのような技術が開発されたとしたらどうなるだろうか。
それが第二次IT革命のときだと考えている。
子供から老人までがITに触れるようになった。
そして、IT業界という需要が生まれ、国内では30万人ものIT関連技術者がいる。(らしい)
2000年の頃のITブームも下火になり、コモディティ化したITは、
安定的な持続段階に入ったように思える。
さて、ITはこのまま水平飛行のままなのか、
それとも、またもや革命的なことが起きるだろうか。
自分の予想は後者。
その理由を説明する。
----
IT革命の前に起きた革命的なことといえば、車がある。
車が発明され、社会経済が一新し、車業界という需要が生まれた。
当初は、車は人の手で作られていたが、次第に製造の機械化が進み、
工場からは人が減っていった。(ボデー溶接など)
工程の機械化にあたって、工場作業者は猛反対したそうだ。
それは、自分たちの仕事がなくなるから。
しかし、生産の効率化と高品質な製造のため、機械化がどんどん進行した。
さて、今のIT業界を見ていると、以前の車業界のように、
システム作りはほとんどが手作業だ。
新しいシステムを作るとなると、1からプログラムを書くことも多く、
新技術と言っても、以前の労働集約的な産業であることがわかる。
もし、この工程が一部でも機械化されるとしたらどうなるだろうか。
そのような技術が開発されたとしたらどうなるだろうか。
それが第二次IT革命のときだと考えている。
2008年3月7日金曜日
CO2削減のパラドックス
今思いついたので、何ともわからないが、これって合ってるのだろうか。
日本は優秀な工業製品を作れる。
↓
しかし、自前の資源が無いので輸入
↓
石油、金属資源を輸入し、生産
↓
CO2が出る
↓
優秀なので、世界中に輸出される
↓
もっと資源を輸入し、生産販売
↓
もっとCO2が出る
つまりは、日本って製品を輸出するからCO2排出が多いわけで、逆に中東やロシアなんかは、
化石燃料たくさん持ってるけど、自国で大量消費するわけでは無いので、CO2排出は少ない。
日本は生産能率も高く、低コストで生産でき燃費もいい(=製品稼働時のCO2排出コストが低い)から、
世界中から注文がくるけど、生産する分CO2排出が多い。
本来なら、購入国で生産されて排出されるCO2が、日本に押し付けられているような気がするんだが・・・
日本は
原料輸入→生産→輸出”
で製品を作ってるということで、CO2排出?
「環境問題はなぜウソが〜」の武田邦彦氏が、日本の輸出製品にCO2排出権をつけるべき、
と言っていたのを思い出した。
日本は優秀な工業製品を作れる。
↓
しかし、自前の資源が無いので輸入
↓
石油、金属資源を輸入し、生産
↓
CO2が出る
↓
優秀なので、世界中に輸出される
↓
もっと資源を輸入し、生産販売
↓
もっとCO2が出る
つまりは、日本って製品を輸出するからCO2排出が多いわけで、逆に中東やロシアなんかは、
化石燃料たくさん持ってるけど、自国で大量消費するわけでは無いので、CO2排出は少ない。
日本は生産能率も高く、低コストで生産でき燃費もいい(=製品稼働時のCO2排出コストが低い)から、
世界中から注文がくるけど、生産する分CO2排出が多い。
本来なら、購入国で生産されて排出されるCO2が、日本に押し付けられているような気がするんだが・・・
日本は
原料輸入→生産→輸出”
で製品を作ってるということで、CO2排出?
「環境問題はなぜウソが〜」の武田邦彦氏が、日本の輸出製品にCO2排出権をつけるべき、
と言っていたのを思い出した。
2008年2月20日水曜日
1円をポートフォリオに
ジンバブエがハイパーインフレということだが、こういう状況をヘッジするために、どう対処するべきかを考えてみた。
(もちろん半分ネタ)
まず、貨幣を持つことが一番危険だ。
インフレが起こっているので、額面の価値はどんどん減少する。
そこで、何か実物資産へ変換するわけだが、良く知られているヘッジ方法は、金(Gold)だ。
これは、金の埋蔵量は限られており、かつ、貴重なのもなので、経済の動向に左右されない価値を
持っていると考えられているからだ。
しかし、金なんて簡単には手に入らないし、インフレが起こらなければ無用の長物となってしまう。
そこで、1つ閃いた。
金属がインフレによってもその価値を変えないのであれば、一番良い物がそこらじゅうにあるではないか。
それは、「1円玉」
1円硬貨を製造するのにかかるコストが1円を超えていることを考えても、
1円はインフレによっても"実質的な"価値を変えないと考えられる。
これは面白い。
紙幣はインフレになると、まさに紙くず同然だが、逆に、1円硬貨だけは、その価値を変えない。
そのうち、1円硬貨が1万円札よりも高価値になったりして。
さらに、金(gold)にはない1円硬貨の利点としては、インフレが起こらなくても、無用にはならないということだ。
1円として使えばいい。
この話は、1円硬貨をアルミ材料としてみなした場合ということで、法律上問題があるのだが・・・
(もちろん半分ネタ)
まず、貨幣を持つことが一番危険だ。
インフレが起こっているので、額面の価値はどんどん減少する。
そこで、何か実物資産へ変換するわけだが、良く知られているヘッジ方法は、金(Gold)だ。
これは、金の埋蔵量は限られており、かつ、貴重なのもなので、経済の動向に左右されない価値を
持っていると考えられているからだ。
しかし、金なんて簡単には手に入らないし、インフレが起こらなければ無用の長物となってしまう。
そこで、1つ閃いた。
金属がインフレによってもその価値を変えないのであれば、一番良い物がそこらじゅうにあるではないか。
それは、「1円玉」
1円硬貨を製造するのにかかるコストが1円を超えていることを考えても、
1円はインフレによっても"実質的な"価値を変えないと考えられる。
これは面白い。
紙幣はインフレになると、まさに紙くず同然だが、逆に、1円硬貨だけは、その価値を変えない。
そのうち、1円硬貨が1万円札よりも高価値になったりして。
さらに、金(gold)にはない1円硬貨の利点としては、インフレが起こらなくても、無用にはならないということだ。
1円として使えばいい。
この話は、1円硬貨をアルミ材料としてみなした場合ということで、法律上問題があるのだが・・・
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